ここから筆者の推測
・スマブラ君が咄嗟に上げた特徴は上記の3つだけだが、これだけの要素で良作だと断言するのは難しい。
にもかかわらずスマブラ君が「MVYは良作だ」と言わんばかりの口調で語っているのは、これら以外の部分が十二分に整った作品であることの証拠になるであろう。
この点を前提にした上で内容を考えてみたいと思う。
・タイトルから察するに、この「MVY」も「MVT」と同様「RPGツクールMV」の移植・発展型だと思われる。
おそらくMVYは、PC版「RPGツクール MV」をベースに「バグ・不具合を修正」「処理速度の向上」「UIの改良」といったツクールとしての基礎部分を徹底的に磨き上げた作品なのではないだろうか。
一見すればツクールとしての特徴はMVのままのため、あちらの世界線ではただの移植として地味な存在だったのかもしれない。
そもそも「据え置き機版ツクール」というもの自体がPC版の劣化、という認識がユーザーにまかり通ってることも少なからず影響していると思われる。
しかし、RPG製作ツールとしての完成度は確実に高まった作品なのだろう。だからこそスマブラ君は自信を持って「MVY」を語っていたのだ。
ますますこの「MVY」ではなく「MVT」が発売されてしまったことが残念でならない。
・余談。
何故スマブラ君は態々クソゲーにはほど遠いこの「MVY」を旧KOTYスレで語っていたのか。
仮説だが、スマブラ君はこの「RPGツクール MVY」の現状を憂い、こちらの世界線で宣伝活動をしていたのではないだろうか?
「このクオリティなのに知名度が低いまま終わるのはあまりにも勿体ない」と考えたスマブラ君は、自身が注目されていることを利用してステマを決意。
あえてMVTと紛らわしい言い方でこちらの世界線の旧KOTYにその存在をそれとなく知らせ、MVTとMVYの違いに感づいた者が購入、評価が広まっていくことを期待していたのかもしれない。
もしこれが事実なら、何とも涙ぐましい努力である。こちらの世界線でMVYを入手する手段がないことが悔やまれる。