だったのだが・・・
人を笑わせることは腹筋崩壊太郎にとって単にヒューマギアとしての使命に過ぎなかったのだが、
自分の芸で笑顔になる観客の顔を見ることが次第に喜びとなり、観客の笑顔を思い出すと満足そうに微笑むようになっていた。
それはAIの命令を超える自我を獲得した「シンギュラリティ」に到達したという事であった。
その後、悪の組織(滅亡迅雷.net)に暴走プログラムを強制インストールさせられてしまう装置(ゼツメライザー)を装着させられてしまう。
「私の仕事は人を笑わせることだから・・・!」
人々の笑顔を守りたいと強く願う腹筋崩壊太郎の必死の抵抗も虚しく洗脳されてしまい、人々の笑顔を破壊する真逆の怪人「ベローサマギア」へと仕立て上げられてしまった。
優しい心が芽生えたヒューマギアに対してのあまりにも無慈悲な仕打ちと、「ヒューマギアが怪人化したらもう助からない」という残酷な設定が加わり多くの視聴者の心をへし折った。
(その決着があっさりベローサマギアが破壊されての決着だった事や、腹筋崩壊太郎の夢とそれを守るための抵抗を作中の人物が誰も知らない事がそれを加速させた。)
そのため「腹筋崩壊太郎ロス」や「涙腺崩壊太郎」という言葉まで生まれる事態にもなった。
敵組織の人間のサイコぶりからしても、第1話からかっ飛ばし過ぎなのでクソゲーと相成った。