あつ森大賞かな

ワ行の「エ」音にあたる文字。
かつてはローマ字表記通り「うぇ」と発音され、ア行の「え(エ)」とは明確に違う文字・音節とされていたようだが、10世紀頃から「いぇ」のような音へ変化し始めたことからア行の「え(エ)」との混同が見られはじめ、13世紀頃には「え(エ)」で代用されるようになったようだ。
そして江戸時代には「おい昔の文献みたら「え」じゃない「ゑ」があるらしいぞ!当時の正しい日本語に回帰すべきだ!」という、現代で言うら抜き言葉警察とかことわざ誤用警察みたいな奴が爆誕している。人って進歩しないね。
ただし「ゐ(ヰ)」とは違い、ゑの音(いぇ)は19世紀頃まで生き残っていたらしい。ると紛らわしい見た目のくせにしぶてぇ野郎だ。
現代においてはほぼ使われていないが、酒屋の「ヱビス」や、「(場所)へ」と書くところを少し気取って「(場所)ゑ」と書いたり、あるいは年寄りの人名の中にかつての名残を感じることができる。
あとヱヴァンゲリヲンとか、ゑゑゑゑゑ!?とか。

歴史の狭間に消えていった文字たちに敬意を表し、ここに真クソゲーオブザイヤー大賞を授与します。

まぁ単にワ行の項目が3つしかないし1つはンだしバランス悪いよねってことで追加しただけなんだよね。
ついでに手抜きしようとしてどうせゐと同じ経緯だろと思ったら微妙に違って困惑したのも大賞の理由だ。コトバッテ ムツカシイネ。

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