深く雪が積もった、放課後の遅い時間に帰宅した時。
車一台も通らないようなド田舎なので、自分が歩くのをやめると、冬の冷たい空気が音の伝達を歪め、降り積もった雪が音を吸収し、風も吹かないため、一切の音がしなくなる。
静かな状況を示す効果音に「シーン」というものがあるが、本当の静寂にいると「シーン」という音が聞こえてくるのだ。
その瞬間、まるでこの広い世界に自分一人しかいないのではないか、という途方もない孤独感に襲われる。
しかし同時に、冬の冷たい空気が歪めた音の伝達のおかげで、普段は絶対聞こえないほど遠くにある線路を走るディーゼル気動車の「カタンコトン」という音が、かすかに聞こえてくることがある。
その瞬間が、私は好きだ。

今は引っ越してそこそこの都会にいるため、このような状況には二度と遭遇できないと思うとクソゲーである。

このページへのコメント

ノスタルジーに浸ってしまったのでクソゲー

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Posted by 名無し(ID:qfeQPrp+iA) 2019年04月10日(水) 18:20:33 返信

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