ユーバーリンゲン空中衝突事故とは、2002年7月1日21時35分UTCにドイツ南部のユーバーリンゲン上空で起こった空中衝突事故である。
乗客60人+乗員9人が乗ったパシキール航空2937便(以下2937便)と乗員2名のDHL611便(以下611便)が衝突した結果墜落し、両機の乗員乗客全員が死亡した。
事故の要因はいくつかあった。以下にその要因を述べる。

1.管制センターではこの時間、管制官が一人で業務を行っていた。(規定違反)
2.管制センターの接近警報装置がメンテナンスで停止していた上に電話回線が不通だった。(予備も不通)
3.別の管制センターへの引き継ぎが2によって行えず、緊急で他の航空機の進入管制を行っており2機の接近に気付くのが遅れた。
4.TCAS(衝突防止装置)は2937便に上昇を、611便には降下を指示していたが、管制官は611便が高度を維持している前提で2937便に降下を指示した。
5.TCASと管制官の指示が衝突した際の国際的な規定は定められていなかったため、2937便のパイロットは社内規定に基づいて管制官の指示を優先し降下した。

上記の大小様々なクソ要因がまるで悪魔がダイスを振る卓ゲのように悪意的に重なり合って悲劇が起こった。
それだけでもクソなのだが、実はこの事故は防げた悲劇だった。
前年に似たような事故が起きていたのだ。それが同じく真KOTY2019の一つである日本航空機駿河湾上空ニアミス事故だ。
幸いニアミスで済んだこの時に原因を受け止めて、TCASか管制官どちらの指示を優先すべきかの国際的基準を決めておけば、このような事故は起こりえなかったであろう。
2937便の乗客は大部分が前途多様な子供たちであった。防げたはずの事故でその子供たちの生命が失われたことは嘆かわしい限りである。よってこの事故は真KOTY大賞足りうるものである。

余談だが、この事故で妻子を失ったある遺族が、原因の一端を担ってしまった管制官を刺殺した。
前述したように、この事故は複数の原因が重なった結果であり、指示を下した管制官のみに責任があったのではない。
後日談のこの胸糞悪さもこの事故が真KOTY大賞である所以の一つであろう。こんな読みにくい記事書くなんて、筆者も大賞だな…

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